症例アトピー③経過・病機図 |
Ⅰ症例
9.経過
①初期
《一診(8/3)~八診(9/22)》・・・約一カ月半までの変化
②安定後・
《九診(9/29)~二十三診(2008/1/18)》
二か月から五カ月にかけての状態
病機図
9.経過
①初期
《一診(8/3)~八診(9/22)》・・・・・・・約一カ月半までの変化
一週目で痒みと睡眠改善。
二週目・・・元気がでてきた。
生理痛なし。
肩こりなし。
盗汗なし。
四週目・・・面赤なくなり皮膚にツヤがもどる。
毎回、内関や上星への治療直後に、
頭部・面部の熱感が引いて清涼感が生じ、
痒みも減少した。
中脘から臍にかけて柔らかい動氣(注 1)は、つねにある。
二診(8/11)治療翌日かあたりから痒みが減り、四~五日間は痒みが少ない日がつづく。
夜間の痒みが減ったので、寝つきがよくなり、眠れる。
一時間早く寝て、一時間遅くおきるようにした。
睡眠pm11:00~am6:00。
三診(8/18)肩こり無い。
盗汗が無くなる。
全体的に痒みは減ってきた。
顏・前腕・脇の赤みが減ったが、首はまだ赤く一番痒い。
8/17から生理(27日目)だったが痛みが無かった。
(初潮以来はじめての、痛みの無い生理だった。)
初診の当時は、家事をするのも疲れてしんどかったが、大分元気になってきた。
七診(9/15)子供たちの学校が始まったので、日々忙しい。
今回の生理(9/12)は26日目で来たが、痛かった。
少し肩こりある。
顏は赤く無くなった。
手首の赤みも減ってきた。
皮膚の痒み改善し、皮膚につやが出てきつつある。
②安定後
《九診(9/29)~二十三診(2008/1/18)》・・・二か月から五カ月にかけて
二ヶ月目・・・ホットフラッシュなし。
三ヶ月目・・・上腕のみに痒みのこる。
夕方の疲労とイライラがなくなる。
髪にツヤがもどる。
四ヶ月目・・・痒みほぼ無い肩こり・はなくなったが、
頭痛(以前は月に数回)・
生理痛
過労や寝不足で軽度に再発する。
九診(9/29)清熱を弱め養陰を強める。
(去内関、加腎兪)
寝不足すると、面熱・手掌(手芯)熱が強くなった。
ホットフラッシュは無くなった。
中脘から臍にかけて柔らかい動氣は、つねにある。
十三診(10/27)三十分早く寝ることにした。(pm10:30~am6:00)
面熱・手掌(手芯)熱なし。
痒みも減って、上腕が夕方少し痒いだけになった。
(顏、首,胸、脇、はきれいになっている)
背中と腕全体が乾燥する。
髪の毛に艶が出てきた。
以前は夕方になると疲れてイライラしていたが、最近はそれが無くなった。
十七診(11/28)さらに三十分早く寝ている。(pm10:00~am6:00)
夜早く寝ると、肩こりが無い。
痒いのは、夕方に上腕のみとなった。
二十三診(2008,1/18)痒みほとんど無い。
正月には子供たちが風邪を引き、学校が始まってからは子供たちの世話などで忙しかった。
正月明けに生理があり、久々に痛かった。
中脘から臍にかけての柔らかい動気は常にあり、
疲れると大きく強くなる。