治療中断後、養生で改善した症例 2/4 |
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主訴の詳細
四診
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病因病機
弁証
治療方針
生活指導
【主訴の詳細】(07,4/4初診時)
(1) 左右上肢右・・・肘関節ROM制限あり。右ひじ屈曲90度。左・・・ROM正常。
朝は特に固まったように動きが悪く屈曲20度。
四月に入って、右手指の冷感とシビレ憎悪。左肩背・肩から左ひじ尺側(少海)さらに、腕関節の尺側(神門)と外側(陽池)かにかけて、ズイズイ痛む(安静時)。
憎悪因子・・・・朝、くもりの天候、梅雨時、仕事
緩解因子・・・・休職してから楽になった。今は風呂に入ると楽になる。
《肘》肘は外踝炎で、関節液がたまっているといわれてる。
肘は、安静時痛と動作痛あり、上肢全体に筋肉は落ちて萎縮気味。 (左右とも)
左右の手三里周囲と四涜周囲に圧痛あり。
ひじ関節周囲に熱、発赤、腫脹はない。
《手首》手首から肘にかけてさわると左右とも、非常に冷たい。
握力弱い。
手首の動作も痛い。(肘に比べるとかるい)
(2)腰2007-2/8尻もちをついて尾骶を打撲。
一週間ほど、尾骶と右腰が痛かった。
その後おさまっていたが、三月末から右腰痛再発。
2007-3/30、整形でL4,5のすべり症と診断される。
初診時(2007-4/4)の症状
①安静時痛
②動作痛・・・前屈、腰を左にひねる
(例・電車で座っていて揺れたとき、風呂に入って膝を曲げたとき、寝返り)
③仰臥して膝を伸ばせない。痛む。
(下肢の、筋力低下・しびれ・知覚異常などはない。)
(3)その他左ひざ痛・・・最近
右踝痛・二年前から時々、しゃがんだ時や足の背屈で痛む。
【四診】
《舌》紅(暗)、歯印、薄白苔
《脈》巾なし弱・緩・・・・細沈弱
《四支要穴》手三里、四瀆に左右圧痛。
《腹》心下緊張、上脘から臍まで動気、臍下軟弱
《背》右脾兪緊張、右志室圧痛
《その他》右殿部に緊張と圧痛。
手首から肘と、踝から先が冷たい。
つづく