補足-配穴・・・多彩な症状-3/6 診断と病機 |
なにか抜けてるなと思ったら「多彩な症状-3/6 診断と病機」に、
鍼灸の配穴が抜けていたので補足。
「あの時尺沢使ったかなぁ・・・」などと考えていたら気がついた。
主訴のうち、背熱痛と臀部痛に重点があったので、
二診までは空セキには対応していなかった。
背熱痛と臀部痛が軽減したので、三診から空セキに対応して尺沢を使った。
脾兪は、脾胃の調理と、背部と臀部の疏通を期待して使った。
【配穴】
①養血・・・三陰交
②養陰・・・照海、脾兪(補脾気、補胃陰)
③降気・・・大腸兪、照海
④清肺・・・尺沢
⑤疏通経絡・・・三陰交、脾兪
治法には入れていないが、三陰交と脾兪は、
背部の「脊柱左に側弯し、起立筋は左が緊張している」
という状態に対して養血と疏通経絡の効能も期待した。