歴史を知ろう・・・教科書から一歩踏み出して! |
徳本栄一郎、ビル・トッテン、田中安彦、藤田久幸、林秀彦、渡辺悌次、関岡英之、広瀬隆、副島隆彦、鬼塚英昭、太田竜・・・こういった論者は、どのように見られているか。
一方、
谷川稔、北原敦、鈴木健夫、村岡健次はどうであろう。
『世界の歴史22-近代のヨーロッパの情熱と苦悩』
2009中公文庫
こちらは、一応高校の世界史を学んだ一般読者を対象にしていると思われる。
その第二部、「自由を求める南ヨーロッパ」に、
「6・十九世紀のヘゲモニーを目指して」という章があり、
p238「ゲリラと秘密結社の誕生」
p248「亡命者グループの活動・・・ブォナローティと秘密結社」
という項目がある。
そこには入試の参考書(たとえば山川出版社『詳説世界史研究』2004)には無いことが書いてある。
19世紀のイタリアの革命を準備した秘密結社が、フリーメーソンの組織形態と思想をほぼそのまま受け継ぎ、さらにのちのロシア革命の原則である「私有制の廃止」「平等主義(表面上の)」「革命独裁」などを標榜していたということ・・・。p248
などがあられもなく、ではなくて・・・明らかに記載されている。