Herbie Hancock Voyager・・・バード=ペッパー「アウト・オブ・ディス・ワールド」アウトテイク集らしい |
例によってブックオフでCD入手。
Herbie Hancock Voyager
1. Jammin' With Herbie
2. Herbie's Blues
3. Mr.Lucky( Rock Your Soul)
4. T.C.B. With Herbie
5. Soul Power
6. Cat Call
これは、バード~ペッパー五重奏団の「アウト・オブ・ディス・ワールド」のアウトテイク集らしい。
LPでも
Donald Byrd takin' care of buisiness with Herbie Hancock
とうタイトルで、tcbというあやしいレーベルから出ていた。
こちらは持っているのだがレコードプレーヤーが故障中なので、CDを買ってみた。
別に名盤というわけではないけれど、
3. Mr.Luckyはテーマが好きで、
5. Soul Power(Day Dreams)のハンコックなども、なんとなく良い。
Jammin With Herbieというタイトルでも出ているらしい。
アマゾンのカスタマーレビューに詳しいので貼っておこう。
恐らくハービーのデビュー作?の海賊版でしょう。, 2010/11/7
By ぷーれん - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Jammin With Herbie (CD)
期せずしてAmazon上に、ブラインドフォールド・テスト状態を生み出した本盤。
採録曲の曲順と曲名からして、ペッパー・アダムスとドナルド・バードのクインテットの1961年当時の録音(アウト・オブ・ディス・ワールド)の別テイク集であると断言して良い。
原盤はワーウィックで、同じ内容の国内盤が、1988年に一度出たことがある(20ED5067)。
ということで、P.アダムスの名前を出して居られる JBHHLW "OHMSS" 氏の見立てで正解、「1960年代始めならそれなりの水準だったかも知れない」と書かれた方は、申し訳ないが残念賞ということになる。
当時、ハービーはまだ、ドナルド・バードにシカゴで見初められ、デューク・ピアソンの後任としてニューヨークに進出した直後。初リーダー作(テイキン・オフ)も出していない、ただの新人だった。そんな彼にリーダー二人を従え、自分の名前を各曲に冠した(しかも何だか後付け感満載の)リーダー録音が叶うはずもない。
実際は、本盤はバード~ペッパー五重奏団の「アウト・オブ・ディス・ワールド」のアウト・テイクを編集し、最初の主題提示部分からハービーのソロの直前までをカットしただけの代物である。各曲の原題もすでに判明している(くだんの五管版と対照すると良い)。
・Jammin with Herbie→Curro's
・Herbie's Blues→Bird House
・Rock Your Soul→Mr.Lucky
・TCB with Herbie→Out of This World
・Soul Power→Day Dreams
・Cat Call→I'm an Old Cowhand