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中野 剛志
『日本思想史新論: プラグマティズムからナショナリズムへ』 (ちくま新書)2012-2刊
二章まで読み進んだ。
伊藤仁斎の人間観をもって、
近代経済学の「人間」を批判している箇所で、
わが意を得たりという気分になったので、
抜粋しておこう。
たとえば
「今日の主流派経済学がその理論において前提としているような、特定の人間関係から切り離されて独立した原子のような個人などは、仁斎に言わせれば、人間ではないということだ。」
これの主流派経済学を、近代西洋医学と置き換えて読んでみるとよい。
いまの西洋医学は、人間を扱ってはいない。
強毒性新型インフル予測時、全国民に予防接種へ(2012年3月6日14時36分 読売新聞)
こういうことは、人間に対してすることではない。
トリかブタのような扱いだ。(トリやブタに対する扱いもまた道を外れてると思うが・・・)
いよいよ、医療分野での超限戦が始まった。
(すでに始まっていたのだが、本格化した。)
参考・
『インフルエンザ・ワクチンは打たないで!』 双葉社 (2007/11)母里 啓子
【抜粋】・・・・・・第二章3、生の哲学p69-71
『語猛字義』は、まず「道」の解釈から始まる。
その論ずるところによれば、「道」とは、動態的(dynamic)な概念である。
それは、交通、相互交流、コミュニケーションの絶え間ない流れを意味する。・・・略・・・
仁斎が、世界を「道」すなわち相互交流の動態であるというとき、それは動的(行動的)ではなく、静的(観照的)な朱子学の合理主義を根本から批判しているのである。・・・略・・・
聖人が「道」といったときの主たる関心は、自然よりはむしろ人間社会に向かっている。・・・・・
「道」は、もっぱら人道、つまり社会世界に関するものであるなら、それは、人と物、あるいは人と人との相互交流・コミュニケーションであるということになる。
「道」とは、人と人とがお互いに向かい合って行為を行うことで関連する社会世界のことである。
さらに、「道=コミュニケーション」が人間なしではあり得ないだけではなく、人間もまた「道=コミュニケーション」なしではありえない。「人の外に道なく、道の外に人無し」(童子問巻の上-二六)
人間とは、いかなる存在か。
仁斎は、ずばり人間とは、人と人との間柄のことであると言う。「人とは何ぞ。君臣なり。父子なり。夫婦なり。昆弟なり。朋友なり。」(童子問巻の上-二七)
仁斎は、「人が存在するということは相互に関係を結ぶことにおいてである。それぞれ相互に行為的に連関することにおいて人は存在する。」[子安一九八二―一八〇]のだととらえた。
人間とは、組織や家族、友人関係など特定の他者との関係の中に位置づけられ、一定の役割を演じる社会的・関係的存在である。
今日の主流派経済学がその理論において前提としているような、特定の人間関係から切り離されて独立した原子のような個人などは、仁斎に言わせれば、人間ではないということだ。
【参考資料】・・・アマゾンよりコピー
『インフルエンザ・ワクチンは打たないで!』 双葉社 (2007/11)母里 啓子
出版社/著者からの内容紹介
インフルエンザ・ワクチンは効きません!関係者には常識です
1.日本で接種が始まった当初から関係者にはわかっていました。効かないということが。
2.効果がないので1994年には小中学生への集団接種も中止されてしまったほどです。
3.効かないことは厚労省もわかっています。「流行対策がない」との批判を避けたいだけです。
4.インフルエンザ・ワクチンは血液中にしか抗体を作れず、のどや鼻には抗体ができません。ウイルスはのどや鼻から入るから感染はまったく防げないのです。当然「家族や周囲の人や乳幼児にうつさない」ということも不可能です。
5.インフルエンザ・ワクチンはもともと流行を予測して作られているだけ。そのうえに、インフルエンザ・ウイルスは日々猛スピードで形を変えるので効果は期待できません。
6.インフルエンザ・ワクチンは、製法上、弱い抗体しか作れません。殺したウイルスの、さらにその一部だけを使って作るので、体内で増えず、ウイルスの一部に対する抗体しかできません。
7.高齢者の肺炎や乳幼児の脳症はインフルエンザとは無関係です。「かかっても重症化を防ぐ」も嘘。そのようなデータは全くありません。
8.「打っておいたほうがいい」どころか副作用があるから怖いのです。死亡者も出ています。打たないほうが安全だし安心です。
そもそもワクチンは病原菌なのだし薬事法上は劇薬です。接種にはもっと慎重であるべきです。
9.効かないことを知っている医師も多いのですが、患者離れが怖いから言えないのです。
10.インフルエンザ・ワクチンは儲かるからなくならないのです。皆さんも、マスコミやお友達の言うことを真に受けずに、この本で真実を知ってください。
本書には次のようなことも書かれています。
手洗い・うがいはじつはインフルエンザには効果がありません。ウイルスはのどや鼻の粘膜についたとたんに感染してしまうからです。対処法は日頃から健康に気をつけるだけ。
自然にインフルエンザに感染したほうが、ワクチンとは比べ物にならないほどの強い抗体が作られます。多くの人が知らず知らずインフルエンザにかかっているのです。丈夫な体でいれば症状も軽くすみます。
インフルエンザは2,3日寝ていれば自然に治る「かぜの一種」にすぎません。恐ろしい病気ではないのです。
インフルエンザにかかっても熱を下げてはいけません。熱は体がウイルスと闘っている証です。
解熱剤タミフル脳症の原因と疑われています。大人も打つのはやめましょう。
2007年春の若者のはしか流行は、誰もがはしかワクチンを打つようになったせいで起きた皮肉な現象です。はしかのウイルスに接触する機会が減ったので、ワクチンで作られた抗体が強化される機会もなく、弱くなってしまうのです。
ワクチンには「絶対」も「安心」もありません......など。
内容(「BOOK」データベースより)
インフルエンザ・ワクチン、どうしてみんな打つのでしょう。もちろん、効くと思っているからでしょう?
でも、まったくと言っていいほど効かないのです。
これはウイルスを学んだ者にとっては常識です。
本書では、どうして効かないのか、どうして著者がインフルエンザ・ワクチンは必要ないと言い続けているのか。その理由を、わかりやすくお話しします。