フレクスナーとはだれか・その2-百年前の事実---ユースタス・マリンズの説 |
フレクスナーとはだれか・その1『医療社会学のフロンティア』と『新・医療ビジネスの闇』
フレクスナーとはだれか・その2-百年前の事実---ユースタス・マリンズの説
フレクスナーとはだれか・その3長尾 周格説
フレクスナーとはだれか-その4 『ロックフェラーのメディシン・マン:アメリカにおける医療と資本主義』
フレクスナーとはだれか-その5 ホメオパシーとの確執
フレクスナーとはだれか-その6 ベンジャミン・フルフォード
フレクスナーとは誰か-その7 機械論の制度化―生気論・全体論の追放
フレクスナーとはだれか-その1で、
崎谷博征という文献を紹介した。そして、
『新・医療ビジネスの闇: “病気産生”による日本崩壊の実態』
学研パブリッシング (2013/5/21)
のp63以降に描かれているフレクスナー
そして
黒田浩一郎編
『医療社会学のフロンティア』
(世界思想社2001)
第四章 医師とソーシャルワーカーの専門職化―A・フレクスナーの及ぼした影響を中心に
「医学・医療の規格化が、とも書いた。
どのように進められたのかということについて・・・、自ら調べよ。」
探せば見つかるもので、
どうやらフレクスナーとロックフェラーの関係は、
ユースタス・マリンズが調べ上げたものらしい。
今度は、桜沢如一「歐州國家を操る軍需工業資本の魔手」・・・國際政經學會で紹介した
船瀬 俊介 , 中丸 薫に書かれているフレクスナーである。
『これだ!<<里山資本主義>>で生き抜こう! 』
ヒカルランド (2013/11/26)
以下はそこからの引用。
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第二部・ユースタス・マリンズVS中丸薫
「世界よ、目を覚ませ/マネー、石油、医療のすべてが国際銀行トラストの収奪システムだったのだ」
p214
「マリンズ
次のステップとして独占可能な分野を探したところ、医療は独占さえすれば非常に儲けの余地があることに気付いた。
当時の米国人は世界一健康な国民で、農場で作られた新鮮な食糧に恵まれていた。
ニューヨークやボストンなどの都会にも、毎日車で農場から大量の新鮮な食糧が毎日のように運ばれていました。
もちろん食品添加物などはなく、いわゆる有機農法を行っていました。当時は添加物や農薬などという言葉すらなかったのです。
こうして人々は毎日新鮮な食事をしていたため、健康そのものでした。
この健康な国民は、世界一生産的で、繁栄した国を築いていたのですが、ロックフェラーはこれこそが最も有望な独占の餌であると考えました。
こうしてロックフェラーはカーネギー財団の名を使って、手下のフレクスナーなる人物に独占体制を築かせました。
当時カーネギーは引退しており、実はこの陰謀には全く関与していません。
しかしロックフェラーは腹心を送り込み、カーネギー財団は実質的にはロックフェラー財団の出張所も同然でした。
ロックフェラーの名が出てこないからロックフェラーとは関係ないと思い込んでいると、大変な誤りを犯します。
フレクスナーの報告には「米国の医学学校を改革する」とありますが、この意味は、自然療法やホメオパシーを禁止し、新薬と外科手術に依存する現代医学を推し進めるということでした。
健康な米国人は、本来は病院などには縁がなく、入院などはしない国民でしたが、フレクスナー報告に基づき、ロクフェラーはこの状況を根底から覆してしまいました。
患者は一度病院に入院すると、何週間も退院を許されず、手術をされたり、毎日のように大量の薬を飲まされる。
これが当報告とロックフェラーの意図する所であり、ロックフェラーは自然療法を教えるそれまでの医学学校をほとんど廃校させてしまいました。
その口実は、自然療法を教える学校は新しい条件を満たさない、というものでした。
こうして残った医学学校は、ロックフェラーが求める大量の新薬使用の現代医学しか教えない学校で、米国ではホメオパシーその他の自然療法が法律で禁じられるまでに至ってしまいました。
これらの事柄が発生したのはすべて1913年から1914年にかけてですが、数か月と経たないうちにたちまち米国人の健康は傾き始め、その状況は今日までも続いています。」