統計学と確率論でわかることは何・・・『医学的根拠とは何か』 |
『医学的根拠とは何か』岩波新書25013/11
この本のp70の記述で
リスク比とオッズ比・・・初めて知った。
最近は、やたら統計による論文が多くて、しばしばオッズ比というのが出てくるけれど何のことかわからなかった。
医学部では統計学は必修なのかな?゜
その昔、経済学部にいたけれど、統計学の講義はなかったように思う。
(選択しなかっただけかな?)
20世紀半ばから疫学では確率論と統計学が、確率的病因論の手法として
不可欠のものになった様だ。
だが、そもそも「確率論や統計学が明らかにできるのは、何なのか」という根本的なことがはっきりしていない。(少なくとも私にとっては)
にもかかわらず数字が示されると、わけもわからないまま、
みながひれ伏してしまうような傾向には、違和感を覚える。
統計学と確率論によって「知ることができることは」何なのか、
あるいはそれによって「知ることができないこと」は何なのか・・・それをはっきりさせてくれ。