病気とは何か、存在するのは何か・・・岩田健太郎『感染症は実在するか―構造構成的感染症学』 |
夏井睦氏のHPに、書評があって気になっていたが、いつのまにか忘れてしまっていた。
最近、予防接種と抗生物質についてしらぺていて、関連文献として岩田氏の新書を数冊を読んだところだった。
さらに、シデナムの「種としての疾病の分類」という考え方について再考しているところだったので、出版後五年にして、ようやく入手して読むことになった。
12に区分された内容の、最初の一つを読み終わったところだ。
医療社会学者や医史学者ではなく、現役の臨床家がこういう根源的なことを考えて著すというのはなかなか珍しいことで、これから残りの11章を読むのが楽しみだ。
川喜多愛郎(よしお)さんが1909-96で、
岩田さんは1971生まれ。
私は1955生まれで、
川喜多さんはおじいさん世代、岩田さんは一回りと半分下の世代・・・。