王損庵の「驚悸恐弁」・・・『葉選医衡』 |
2013年 11月 08日
葉天士『葉選医衡(上・下巻)』中医歴代臨床珍本叢刊(人民衛生2012/3)
以前『中国医学大成』の45巻に収録されていた。
最近新たに単行本になり、読みやすくなった。
葉天士が歴代の医家の医話・医論をあつめて編集したもの(と言われているが、あやしい)。
劉河間、張子和、張元素、李東垣、朱丹渓、虞摶、劉純、王海蔵、張景岳など
よく知った名前の外に、全く聞いたことのない名前がたくさん交っている。
その一人王損庵の「驚悸恐弁」という文が下巻p164に載っている。
驚悸・怔忡・恐怖の、病情・病機のや治療法が述べられている。
「病従外致」と「人之陰陽所動而内生」と大きく二つに分けて、詳しく病機と治療を説明しており参考になる。