破壊した後にうまれた「集合論」?・・・なんだかすごい・遠山 啓『無限と連続』 |
遠山 啓『無限と連続』岩波新書1952メモp30、集合論の一対一の対応について、一切の内部関係を破壊しつくした後に生き残ったのが係数である・・・という旨の記載がある。p47には
「あらゆる具体的な集合が持っているはずの要素間の相互関係、いわば社会関係をすべて破壊しつくして、集合を要素間に何の連絡もない群衆に変えてしまった。この徹底的な破壊の後になお残っていたのが係数であった。」
とある。なんだか、すごい。