鬱について6 |
四、清(一)汪昂『医方集解』1682
(二)陳士鐸『弁証録』(1687)
(三)李用粹『証治匯補』 (1687)
(四)程国彭(清)『医学心吾』 (1732)
(五)陳夢雷(1651~1741)『古今図書集成医部全録巻九十六』
(六)葉天士(1667~1746)『臨床指南医案』(1746)
ここまで5
残りは6
(七)林珮琴(1772~1839)『類証治裁』(1851)
(八)王旭高(1798~1862)『西谿書屋夜話録』(1897)
(九)唐宗海『血証論』(1884)
(十)周学海『読医随筆』(1898)
(七)林珮琴
『類証治裁』(1851) 巻之三・肝気
肝気の医案には、肝陽挾風上冒・柔肝熄風・内風
挾痰などの、今日に近い治法や病機が散見される。①「凡上升之気、自肝而出。
肝木性升散、不受遏鬱。」
②「肝爲剛藏。
職司疏泄、用藥不宣剛自宣柔。」
(八)王旭高
『西谿書屋夜話録』(1897) 治肝三十法。
①肝気証治・九法疏肝理気
疏肝通絡
柔肝
暖肝
培土泄木
泄肝和胃
泄肝
抑肝
散肝
②肝風証治・七法熄風和陽
熄風潜陽
培土寧風
養肝
暖土
平肝
捜肝
③肝火証治・六法清肝
瀉肝
清金制木
瀉子
補母
化肝
④肝寒肝虚等証治・八法温肝
補肝
鎮肝
斂肝
補肝陰
補肝陽
補肝血
補肝気
これら、治法三十は現代中医の肝病治療法の基礎となっている
(九)唐宗海
『血証論』(1884) 巻一・藏府病機論
①「肝爲風木之藏。
胆寄其間。
胆爲相火、木生火也。」
②「木気衝和条達、不致遏鬱、則血脉得暢」
③「木之性主於疏泄、食気入胃、全頼肝木之気以疏泄之、而水穀乃化。」
④「胆与肝連、司相火」
⑤「胆中相火、如不亢烈、則爲清陽之木気、上升於胃、胃土得其疏達」
これらも現代中医の、肝胆の生理とほぼ同じ。
(十)周学海
ここにいたって肝胆は、
「十二経の気化全体を鼓舞」するまでに重要性を増してきた。
『読医随筆』 (1891) 巻四
証治類・平肝者舒肝也非伐肝也「東垣曰、胆木春升降、余気従之。
故凡十二経之気化、皆必藉肝胆之気化以鼓舞之、
始能調暢而不病。」
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