『電気的宇宙論〈1〉銀河、恒星、惑星の進化を書き換えるプラズマ・サイエンス』 |
『電気的宇宙論〈1〉
銀河、恒星、惑星の進化を書き換えるプラズマ・サイエンス』
徳間書店 (2009/02)ウォレス ソーンヒル, デヴィッド タルボット (著)
絶版らしいので中古で入手。
プラズマ宇宙論というだけで、トンデモ・サイエンスにされてしまいそうな
この頃らしいけれど、これはまともそうだ。
以前、どこかで紹介した『風の旅人』2008/4-31号からの連載
の「電気の働きに満ちた宇宙?」マイケル・グッドスピード
(共同作業・デビッド・タルボット、ウォーレン・ソーンヒル)
の元本だ。
以前書いたように、いまや
理系も文系も学校で習ったことの、かなりのものが怪しい・・・。
自分で考えましょう。
一般に目につきやすいものは、そのためのお金が出ている・・・可能性が強い。
2012/5/27追記
ウィキペディアのプラズマ宇宙論によると、アルベーン、ペラット、ラーナーなどは、ヴェリコフスキー派の天変地異説とプラズマ宇宙論には触れないのだそうだ。
ここで紹介した本は、ヴェリコフスキー派に入るようだ。電気的宇宙論〈1〉だけではなんとも良くわからないが、〈1〉は状況証拠の羅列におわっている印象だ。〈2〉以後で具体的な物理理論が展開されるのだろうか・・・。まだ訳本は出ていないようだ。
モデル
プラズマ宇宙論は、天体物理学プラズマの電磁気の特性に基づく非標準宇宙論モデルである。星、そして、基本的に宇宙の全てはプラズマで満たされている。プラズマ宇宙論は、銀河構造からマイクロ波背景放射、宇宙の大規模構造など多くの事に関して説明している。この理論は主にプラズマ物理学者ハンネス・アルベーン (Hannes Olof Alfvén)によって発展して、他のアンソニー・ペラットとエリック・J・ラーナーなどによって、その後、発展。・・・以下略
関連項目
Electric Universe エレクトリック・ユニヴァース・モデル
ヴェリコフスキー派の天変地異説とプラズマ宇宙論を取り入れ「エレクトリックスター仮説」と呼ばれている非標準モデルの天体物理学に関する非主流派の理論。この理論に関して大部分のプラズマ宇宙論者は否定的なスタンスを取っている。実際、アルベーン、ペラット、ラーナー、などは、ほかの本、ウェブサイトまたはジャーナル、出版物などでほとんど言及していない。その証拠にプラズマ宇宙論者は、「エレクトリックスター仮説」ではなく標準の理論を受け入れている。
参考
スペンスマルクの著作-“不機嫌な”太陽―気候変動のもうひとつのシナリオ
2011年05月14日宇宙線が雲を生成に関係していることを証明しようとするデンマークでの実験