古代オリエントの宗教・・・三冊 |
青木 健
『古代オリエントの宗教』(講談社現代新書2012/6/15))
第五章イスラームにおけるグノーシス主義の復活―8~10世紀のメソポタミアシーア派のなかの、イスマーイール派がグノーシス主義の影響を受けた教義を展開したという事だが、イスラームの中にグノーシスの影響があったという事は、初めて知った。
グノーシスの理解については、筒井 賢治の『グノーシス』をすでに一度読んでいたので助けになった。
筒井 賢治
『グノーシス―古代キリスト教の《異端思想》』(講談社選書メチエ2004/10/9)
青木健
『ゾロアスター教』(講談社選書メチエ2008/3/11)
終章ヨーロッパにおけるゾロアスター幻想p190人智学教会とゾロアスター
「バビロニアの占星術の大家、プラトン主義哲学の祖、キリスト教の先駆者、マギの魔術実践者」というルネサンス的ゾロアスター像が、人智学協会に継承されているとして、ベックの論文の要旨をまとめている。