腠理疏泄、疏泄陽明之湿・・・現代と異なる『疏泄』 |
臓腑病機三、定式化-肝の疏泄②より
丹渓前後の『疏泄』・・・現代と異なる用法
①丹渓以前の疏泄
・・・劉完素(1120—1200)が原病式・火類の中で「腠理疏泄」という使い方をしている。腠理における衛気の疏泄である。
②丹渓以後の『疏泄』
・・・弟子の載原礼は「蒼朮尤能径入緒経、疏泄陽明之湿」と、肝とかかわりのない使い方をしている例がある。
『推求師意』1396著
巻之下・火「况蒼朮能径入緒経、疏泄陽明之湿、
此六欝薬之凡例、升降消導、
皆自『内経』変而致之、・・・」