常識として知っておくべきでしょう・・・太田俊寛 『現代オカルトの根源』 |
『現代オカルトの根源-霊性進化論の光と闇』ちくま新書2013
アマゾンより
内容紹介多様な奇想を展開する、現代オカルト。その根源には「霊性の進化」をめざす思想があった。19世紀の神智学から、オウム真理教・幸福の科学に至る系譜をたどる。
内容(「BOOK」データベースより)ヨハネ黙示録やマヤ暦に基づく終末予言、テレパシーや空中浮揚といった超能力、UFOに乗った宇宙人の来訪、レムリアやアトランティスをめぐる超古代史、爬虫類人陰謀論―。多様な奇想によって社会を驚かせる、現代のオカルティズム。
その背景には、新たな人種の創出を目指す「霊性進化論」という思想体系が潜んでいた。
ロシアの霊媒ブラヴァツキー夫人に始まる神智学の潮流から、米英のニューエイジを経て、オウム真理教と「幸福の科学」まで、現代オカルトの諸相を通覧する。
例によって、まだ半分読んだところなのだけれど…。
中立的な立場でかかれており、各々比較的よくまとまっていている。
《本書では、十九世紀半ばから現在に至る宗教思想において、「霊性進化論」と呼びうる一定の潮流が存在しているということを、いくつかの例を参照しながら論じてきた》(おわりにp239)
と言うとおりに、ダーウィンの進化論とのかかわりの中で、
神智学以降のオカルト思想を概説している。
こういったことは、常識として知っておくべきでしょう。
特に、サブタイトルの―霊性進化論の光と闇-
の闇の部分については・・・