図書館での収穫・・・その二 |
前回見逃していたのか、あるいは貸し出されていたのか、
また何冊か興味深い本があったので借りてきた。
浦山きか
『中國醫書の文獻學的研究』(汲古書院2014/2)
古い字体のタイトル・・・アマゾンのページからコピペすればよかったのに自分で打ち込んだので苦労した。
新村 拓
『日本仏教の医療史』(法政大学出版2013/10)第10章 僧と医師を兼ねる者たち
第11章 沢庵と白隠の医学
というのが、面白そう。
白杉悦雄
『冷えと肩こり-身体感覚の考古学』(講談社』2014/8)第2章 肩こりの謎
第3章 まなざしとことば
というのが、面白そう。
日本人だけが肩こりを経験し、中国人や欧米人は肩こりを経験することなく、もちろんそれを表現する言葉もないという。
栗山茂久「肩こり考」(『歴史の中の病と医学』思文閣1997)も参考になる。
第3章 まなざしとことば・・・前半で「うつ」をめぐるまなざしの変容について触れられている。
面白いのは浅井貞庵「方彙口訣」を引用して、
18世紀以降日本では、「うつ」が気(気息・呼吸)の病から、・・・というくだりだ。(p79-80)
心の病へと心理化されて行った
森田篤太郎・森まゆみ
『未来の漢方』(亜紀書房2013/7)
田畑隆一郎『
漢方ナビゲーション-白夜航路に舵を取れ』(源草社2013/9)