佐藤俊樹『社会学の方法』 |
佐藤俊樹『社会学の方法』ミネルヴァ書房 (2011/9/1)オーテピア図書館から借りてきて二週間ほど経つ。もうすぐ読み終わる。一応学生時代(1970年代半ば)に、ウェーバーなどは読んだのだけれど、その後の社会学の流れについては、全くフォローしていなかったので、ふむふむ…という感じ。でも、著者が頭良すぎるのか、こちらがアホなのか、抽象概念の説明が少しサラッとしすぎていて、途中から良く分からなくなった。しかし全体として著者は、複雑系(著者はそうは言っていないが)を扱うときの手続きについて、十分に気を配れと言っているようにと言っているように思う。
システム自己プロラム自己産出(オートポイエーシス)
等、大事な概念が出てくる。なお、「自己」については、著者の前著『ノイマンの夢・近代の欲望』講談社選書メチエ1996に詳しい。